聞こえた音のイメージから類推して判断する
あ れ は い か ん 
反響のあるところでは音が歪んでしまう
あえいああん
A E I A AN
騒音があると音がぼやけてしまう
あ  え  い   あ   あ   ん
AEIAAN
K,S,T音などが聞き取れない
TAKESHITASAN 
   あ  え   い   あ  あ ん
音が小さくなる
TAKESHITASAN 
   た  け  し   た  さ ん 
もとの声
T A K E S H I T A S A N 
   た     け      し     た     さ    ん
感音性難聴では、単に音が小さく聞こえるだけでなく、話声は音として聞こえていても歪みが多く、特にノイ ズや残響のある環境では話の内容がわかりにくくなります
5 難聴のきこえの模式図
○聴力測定 ・標準聴力測定 ・幼児聴力測定 ・他覚聴力測定 ・語音聴力測定
 難聴の程度  平均聴力レベル     聞き取りの不自由度
 正常
 
25dB未満
 
普通の会話は問題ない。
声が小さいと聞き取れないこともある。
 軽度難聴
 
25〜50dB未満
 
声が小さいと聞き取れないことが多い。
テレビの音を大きくする。
 中等度難聴
 
50〜70dB未満
 
普通の会話が聞きづらい。
自動車が近づいて初めて音に気づく。
 高度難聴
 
70〜90dB未満
 
大きな声でも聞きづらい。
商店街などの大きな騒音しか聞こえない。
 重度難聴
 
90dB〜
 
耳元の大声も聞きづらい。
日常音はほとんど聞こえない。
4 難聴の程度の分類
右耳 ○―○ 左耳 ×…×
      
   きこえの程度は、平均聴力レベルの値で表します。算出方法は以下のとおりです。
    
   a+2b+c÷4 
        〔a:500Hz b:1000Hz c:2000Hzの聴力レベル(dB)〕
きこえの程度は聴力レベルで測ります。dB(デシベル)がその単位です。小さい音からだんだん大きくしていったとき、初めて聞こえた音の強さを聴力レベルで測ります。
健聴の人は聴力レベル0dB付近で聞こえますが、聴力に障害のある人は0dB以上の大きい値で初めて聞こえます。その値がその人の聴力域値レベルです。聴力が厳しくなる程、聴力域値レベルは大きくなります。
  検査の時にはいろいろな高さの音で検査します。高さのめもりは周波数Hz(ヘルツ)です。125Hzは「ブー」1000Hzは「ピー」4000Hzは「キーン」という感じの音ですが、このような音を使って聴力を測ります。
 その結果は次のように
オージオグラムに書きこまれます。
3 聴力ときこえ
○ 難聴者の感じ方
○ 健聴者の感じ方
  伝音(性)難聴   感音(性)難聴   混合(性)難聴
外耳から中耳にかけての伝音系の障害による難聴

・外耳道がつまった。
・鼓膜に穴があいた。
・耳小骨が動きにくい。など
 
内耳から聴神経、脳にかけての障害による難聴

・子どもの場合、胎生期、出産時、生後の病気が原因となる場合がある。
伝音系、感音系の両方にまたがる難聴

・中耳炎がひどくなって内耳を侵したときなどにおこりやい
・手で耳をふさいで聞いた感じ。
・大きな音は聞き取れる。


 
・一般的に高い音が聞きにくい。
・突然のショック音があると痛みを感じる。
・小さな音は聞き分けにくく、大きな音はガンガンひびくことが多い。
・音の悪いラジオを聴いた感じで音割れや雑音がある。
・小さい音はよく聞こえず、大きすぎるとガンガンひびく感じがする。


 
2 難聴の種類について
1 耳の仕組みと障害
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